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個人投資家・ファイナンシャルプランナーが教える資産運用(初級者編 vol.1)

個人投資家・ファイナンシャルプランナーが教える資産運用(初級者編 vol.1)

皆さんはじめまして。個人投資家兼ファイナンシャルプランナー。
某有名ビジネススクールで個人投資家兼、講演活動を現役で務めている堅塩がお届けする資産運用についての知識を学ぶ連載コンテンツ。
基本的には、これから資産運用を始めてみたいと思っている方に向けた投資ビギナー向けの記事を中心に、連載後半では応用編も踏まえて投資の基礎知識とスキル面について書いていきたいと思います。

「資産運用」をはじめるあなたへ

どんな人が投資に向いているか

Q.どんな人が投資に向いているのでしょうか?
A.「お金を減らしたくない」と思う方ほど「資産運用は始めた方が良い」

記念すべき第1回目は、「資産運用と知識」について触れてみたいと思います。

というのも、私は仕事柄、年間2,000人以上の受講者を前にセミナーを開催しています。そのため、まだ資産運用をしたことがないという方から日々数多くの質問を頂きます。

「投資はいつからやったらいいのか?」
「リスクが怖いので、リスクが少ない投資方法はないのか?」
「短期間で資産を増やすにはどうしたら良いのか・・・」

等多種多様な質問や相談を頂きます。
実際に、こういった疑問をお持ちの方も多いと思います。

特に、資産運用を始めてみたいとは思うもののなかなか1歩目を踏み出すことが出来ないと思われている方も多いと思います。
特に、「投資したお金が減るのが怖い」と考えて投資をしない方は実は驚くほど多かったりします。

ただ、私は「お金を減らしたくない」と思う方ほど「資産運用は始めた方が良い」と思っています。

正しい経済感覚を身に着ける必要性

【「貯蓄」しているだけだとお金が減る時代】

実は今の時代は貯蓄をしているだけだと資産が減る時代だと言われています。
「いやいや、貯蓄していたらお金は減らないよ」と思う方も多いと思います。そのとおりです。見た目の金額は減りません。ですが、その実態はどうでしょうか?

皆さんも感じたことはないでしょうか?

「昔に比べてなんだかものが高くなったなぁ」
「あの商品昔は80円で買えたのに今だと100円もする」

等、昔に比べて”もの”の値段が上がっていると感じたことはありませんでしょうか?

もちろん、原材料費自体が上がっているものも中にはありますが、実はそれがなくても物価は上がり続けています。昔80円で買えていたものが100円でしか買えなくなるということは、たとえ皆さんの貯蓄が減っていなくても買えるものの量が減ってしまうので結果的に資産は減っているといえます。

この状況を「インフレーション(インフレ)」と呼び、実は日本の中央銀行である日銀はこの物価上昇を毎年2%ずつあげていくということを目標としています。

つまり私達の預けているお金が毎年2%ずつ増えていかないと相対的に、資産は減っていくということに他なりません。
だからこそ今の時代皆さんの資産を守っていくためにも、「資産運用を行っていくこと」が必要不可欠になってきます。

資産運用を始めるタイミングと投資における新型コロナウィルスの影響

資産運用は”今”始めるべきですか?

スクールやセミナーで良く聞かれる代表的な質問です。

世の中では、2月25日新型コロナウイルスの流行により始まった株式市場の暴落より、経済は混乱を極めています。


中には、「これをチャンス!」と考え、急いで証券会社の口座を開いた人も多くいると言われています。実際に、インターネット証券最大手SBI証券が3月17日に発表したデータでは、3月の新規口座開設が12万と、1999年のサービス開始以来、月間で最多になったと発表しています。私も個人的には、この下落をチャンスと捉え、次に来る大きな相場で資産を形成するための準備を進めていますが、一方でこうも考えてしまいます。

「ここで急いで口座開設した人たちが本当に資産を形成できるのか?」

もちろん、先程書いたとおり、この日本で生活していく上で資産運用は必要不可欠であると考えられます(どこの国で生活するにしても変わりないと思われますが)。
なので、確実に資産運用は「取り組むべき」だと思いますが、一方で今の市場は一時の「資産運用ブーム」状態になっており、今、投資をはじめた人が利益を取れたとしてもそれは一過性のものになってしまうのではないかと思ってしまいます。

なぜなら、本当に資産を形成するために重要な「知識」が後回しになっていると思えて仕方ないからです。もちろん、「気づいた今から始める!」「すぐに行動に移す」「将来のために資産運用を始める」ことは非常に重要であり、「貯蓄だけする」「何もしないより」も良いことだと思いますが、焦って投資をしてしまって失敗してしまっては元も子もありません。

【資産運用=車の運転!?】

投資の世界にも一定の「交通ルール」がある。

正しい規範値や感覚を身につけてから運転しよう。

皆さんは車の運転免許をお持ちでしょうか?

私は資産運用は車の運転と同じ様なものだと思っています。


車の世界には「交通ルール」がありますよね?
同じ様に、実は、投資の世界にも「投資の世界のルール」が存在しています。
ただし、資産運用を行う日本人の多くが、この「投資の世界のルール」を知らないまま株式市場や不動産投資に参入し、そして知らぬ間に大きな事故を起こして、元に戻れない状態になっていると言われています。

皆さんは、


・赤信号でも交差点を渡ろうとするでしょうか?
・公道を時速200kmのスピードで運転しようとするでしょうか?
・運転免許を持たないまま、車の運転をしようとするでしょうか?

おそらく車を運転したことがある人なら決してこのような事は断じて行わないと思います。

一方で、これが資産運用の世界になると多くの方がこのルールを無視した「暴走した車の運転」の仕方をするようになります。

例えば、


・月10%の利益が出ると言われた怪しい投資にお金を出す
・今にも潰れそうな会社の株を買う
・よくわからないが、雑誌でおすすめされている利回りが大きい投資信託を買う

なんて経験がある方もいらっしゃるかもしれません。


このような状況は「投資」とは言えず、一種の「ギャンブルでしかない」と言わざるを得ません。

当たり前ですが、この様な投資の仕方は確実に「事故」に巻き込まれてしまい、
最終的に「投資って怖いよね」と考え、資産運用の世界から出ていってしまうことになります。

皆さんが車を運転する際には慎重に事故を起こさないようにルールを守る一方で、投資を行う際には、そのルールを軽視して、そもそもルールを知らないままで自身の信じる「勘」に任せて資産運用を行ってしまいます。

投資で成功するひとの共通項

投資で成功する人はどんなひと?

A.【投資で資産を形成した人は「ルール」を重んじる】ひと。

これまで多くの資産を形成してきた富裕層と呼ばれる方々は、多くのインタビューで、

 「今の資産を失っても、もう一度同じ資産を作ることが出来る」

と断言します。

これこそが私が「投資の世界にルールが存在する」と言える理由なのです。

資産がなくともこの「ルール」さえ身に着けていればどういう状況でも資産を形成できると自信を持って言えるのです。

だからこそ、これから資産運用を始めたいと思う方には、

「資産運用を急ぐのではなく、投資のルールを身に付けることから始める」

と考えて頂きたいと思います。

その上で、戦略を持って投資をスタートしていくことをおすすめしたいと思います。

まとめ

【資産を「守る」ための資産運用】

これらの細かい資産運用の「ルール」については、次回以降で細かく触れていきたいと思います。ぜひ皆さんには資産を守るためにも「資産運用」を学んでいく意識を持って頂きたいと思います。

特に、全国で発令中の緊急事態宣言や外出自粛要請が出ている環境の今だからこそ出来る行動があると思います。

ぜひ一度、自分の資産に目を向けてみて、少しでもルールを学んでみようと考えて頂きたいと思います。

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。