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不動産コラム

個人投資家・ファイナンシャルプランナーが教える資産運用(初級者編 vol.5)

個人投資家・ファイナンシャルプランナーが教える資産運用(初級者編 vol.5)

個人投資家兼ファイナンシャルプランナーの堅塩です。第5回目の投稿となりました。

前回は「株式投資を始める前に必要なルール」についてお伝えしてきました。

前回お伝えしたルールをしっかり守ることで株式投資で取り返しのつかない様な大きな失敗をすることもなくなってきますので、これから始めたいと思われている方は、是非しっかりと意識をして見てください。

今回の記事では実際に株式投資の売買についての具体的なテクニックをお伝えしていきたいと思います。

証券会社に口座を開く

まず、株式投資を行うために、証券会社に口座を開設しましょう。

「どんな証券会社に口座を開けばいいのかわからない」

「一番自分に合う証券会社はどこだろう?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも、

 ・開く口座は1社に絞る必要はありません

ので、「証券会社 手数料」「証券会社 ランキング」などで検索して頂き、いくつか(2~3社程度)有名証券会社に口座を開いてみると良いでしょう。

なぜ1社に絞る必要がないのか?

いくつか理由があります。

口座毎に戦略を分ける

まず、複数の会社に口座を持つと、口座ごとに投資戦略を変えて銘柄管理を行いやすくなります。

例えば、1つ目の口座は長期投資戦略&投資信託、2つ目の口座は中期投資戦略、3つ目の口座はデイトレなど、投資戦略毎に口座を分けて上げることで、

それぞれのルールを徹底して守りやすくなります。

1つの会社の口座で複数の投資戦略の銘柄を保有すると結果的に、どの投資戦略で投資をしているのかわからなくなってしまうということが起こりかねません。

また、デイトレード(デイトレ)を行う場合は、1日定額手数料を設定している口座を開くことで、取引手数料を抑えた株式投資も行えるので、

各証券会社ごとの特徴を掴んで口座を開いてあげると良いでしょう。

使いやすいツールが異なる

2つ目に各社が提供している株式投資分析ツールの使い勝手に違いがあります。

私はメイン口座としてSBI証券を使っていますが(手数料が安いため)、分析ツールとしては楽天証券のマーケットスピード(https://marketspeed.jp/)を使用しています。

加えて、最近ではスマートフォン(スマホ)でも気軽に株式投資が行えるので、

使いやすいスマホアプリを提供している会社を選ぶのも一つでしょう。

情報収集が行いやすい

3つ目は、提供される情報量が異なるためです。

例えば、株式投資家のバイブルとも呼ばれる会社四季報などは、楽天証券に口座を開けば無料で見ることができますし、

また、各証券会社毎にアナリストが独自に企業を分析しているレポートを出していたりするので、その情報を得るために口座を開くのも一つの手段です。

 *アナリスト:企業動向の分析をして株価評価や予想を立てる専門家

例えば私の場合、国内の中小型株の動向を調べるためにいちよし証券の口座を開設し、そこで気になる企業のアナリストレポートを検索するようにしています。

ということで、まとめると何が言いたかったのか?というと、「口座を開くことに迷わず、適当な会社に一刻も早く口座開設の依頼を出すこと」を進めてください(笑)

株を選ぶ

では実際に、株を選ぶポイントについて考えて行きたいと思います。

株式投資の分析方法としては、大きく2つの方法に分類されます。

 1:定量分析

 2:定性分析

まず、「1:定量分析」とは、その企業や経済状況が持つ「数字」をもとに分析を行う分析手法を言います。

簡単なイメージをお伝えするとその企業の「業績」や「決算予想の数字」「株価の変動分析」などが含まれてきます。

この定量分析はすでに数字として表に現れているものを分析していくため、定性分析よりも比較的わかりやすく、企業分析の大部分がこの定量分析になると考えられます。

次に「2:定性分析」ですが、こちらは企業の質的な面、例えば「その企業独自の強み」や「経営者の考え方」「その業界の成長性」など、数字やデータに現れない部分で分析を行っていく方法を言います。

ただし、この定性分析はセンスやスキルなど個人の属性による部分も多く、これから株式投資を始める個人投資家にとっては少し難易度の高い分析になると言えます。

実際に何を見て購入判断を行うのか?

上記理由からわかるように、私個人としては、これから株式投資を始める方には、まず定量分析から企業を分析してもらい、株を買っていくことをおすすめします。

では実際に何を見ていけばよいのか?

「銘柄を選ぶ最初に見るべき3つのポイント」について考えて行きましょう。

足元の業績が良く、継続傾向があるもの

まず1つ目のポイントは何よりも「業績」です。

特に足元の業績が良く、それが継続していきそうなものを選ぶことが大事です。

足元の業績とは、進行中の決算期を含む3期分程度を見てあげると良いでしょう。

特に、「売上」と「営業利益(会社が本業で得た利益)」が伸びている会社が良いと言えます。

というのも、皆さんも考えて見ていただきたいのですが、

 A:業績が良い会社

 B:業績が悪い会社

どちらの株を買いたいですか?

と聞かれたらどう答えるでしょうか?

当然A:業績が良い会社を買いたいと思いませんか?業績が良い会社の方がなんとなく株価も上昇していきそうな気がします。更にそれが持続されるなら、その会社に出資したいと思いますよね?

なので、まず行いたいのは、「業績が良い会社を選ぶ」ということです。

業績が良い会社は皆が株を買いたいと考えます。

つまり、株を欲しがる人が増える=株価が上がりやすい

と考えることができるということです。

例:      売上    営業利益  経常利益  純利益  一株益   一株配

なので、上記企業の決算の様に、売上・営業利益がともに伸びているものから探し始めると良いでしょう。

株価が割安なものから選ぶ

2つ目に株価が割安なものを探しましょう。

ただし、株価が割安かどうかは非常に議論が難しいところでもあります。その企業の本質的な価値を見極め、その上でその企業の適正価値を見極めるものとなります。

なので、まず今日は簡単に考えることができる1つの指標をお話します。

それが「PER」と呼ばれるものです。

PERとは、株価収益率(Price Earnings Ratio)のことを指し、

その企業の「儲ける力=利益」から見た株価の割安性を表します。

計算式としては、

 PER=株価÷一株益

で表され、一般的に「15倍」が全体平均だと考えられています。

ちなみに2020年7月10日の終値時点の日経平均株価のPERは17.5倍となっています。

なのでこのPERが平均よりも低いものを探してくると良いでしょう。

ちなみにこのPERは業界ごとに平均値が異なるため、これだけで判断することは難しいのですが、

参考までに業界ごとの平均PER算出サイトをご紹介します。

 日本取引所グループサイト:https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/04.html

 モーニングスター:https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorTable.do

  ※東証一部のみ

ご自身の購入したい企業のPERが業界平均よりも低いのか高いのかを比較するだけでも割安に購入できる可能性が高まります。

チャートを見てトレンドが上昇傾向のものを選ぶ

3つ目にチャートです。チャートとは株価の値動きグラフのことを指し、過去その企業の株価がどの様に評価されてきたのかを見ることができるものです。

 出典:株探より(7564 ワークマン)

基本的にはチャートは「上昇トレンド」を形成しているものを選ぶのが良いでしょう。

というのも、誰もが「株価が安いところで買って高いところで売る」と考えてしまいますが、

株式投資のトレンド(流行)というのは私達が思っている以上に長く続くことが多いです。

なので、このチャートを見て、上昇トレンド(右肩上がりのグラフ)になっているものを中心に見ていくとよいでしょう。

ということで3つの基本ポイントをご説明しましたが、これだけで利益を得続けることは難しいと思われます。

この3つはあくまでも「株式投資の基本」であるので、まずはここから始めてみるくらいの気持ちで分析をしてみてください。

なによりもまずは「株を買ってみる」こと。

自分のお金をリスクにさらすことで本気になることができます。

少額のマイナスは仕方がないと思った上で購入をしてみてください。

それでは今回の記事はここまでとします。

まとめ

今回は以上になります。

5回の連絡で実際に株を購入する具体的な手順をご紹介いたしました。

まずは「株を買ってみること」。

その上で更に勉強していけば株に対しての教養が広がり

儲けを出せる可能性が広がるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。